【点が線になる】オリラジあっちゃんのサピエンス全史
- 中田敦彦のYouTube大学
- 「サピエンス全史」
- ①ホモサピエンス以外の人間がいた
- ②猿→人間の勘違い
- ③ぜんぶフィクション
- ④人間VS小麦
- ⑥資本主義か社会主義か
- ⑦就活でテクノロジーが重要視されているワケ
- ⑧幸せと~は~
- ⑨人って何のために生きるんやろうね
- おわり
- おまけ
中田敦彦のYouTube大学
ここ数か月でドハマりしている大学生の声をよく聞く。
あっちゃんは話が上手い。
- 点が線になる楽しさ
- 身近な日常の例があるからアカデミックすぎず飽きない
- 難しいことを易しく説明する天才
- 笑えるおもろさ
昨日のニューポルツ日本人会でYouTube大学の話が出て、先輩たちにオススメを教えてもらった。
「サピエンス全史」
イスラエルの学者さんが書いた本で、日本語では上下巻が出ている、世界中でかなりのベストセラーらしい。
あっちゃんがこの本の内容を30分×3本の動画でまとめている。
(つまり中田敦彦の解釈を見ただけで、本は読んでナーイ)
私がYouTube大学見るときはだいたいエクストリーム世界史ばっかやし、このサピエンス全史なんていうサムネ見たことなく、オススメされんだら見ることのないジャンルだった。
だって難しそうやし、壮大な話って頭こんがらがって苦しくなるから~はっは~。
サピエンス全史でブログ1記事書いとる時点で言うまでもないんだろうけど、
めっちゃおもろかった
知的好奇心をガンガンに掘り出されて前のめりになっちゃう感覚。
見終わって猛烈に「アウトプットしなければ落ち着かない」気分なので、納得した点・疑問に思った点を述べていく。
大事なのはどんだけおもろかったかより何がおもろかったか、よね。
おもしろかったポイント
①ホモサピエンス以外の人間がいた
ネアンデルタール人とか、他のホモなんちゃらとか、人間というくくりの生き物が他にもいたのにホモサピエンスと呼ばれる私たちだけが栄えて残ったらしい。
もともとは他がいたのに、我々ホモサピエンスが他を滅ぼしたらしい。
まあこれは本書いとる人の持論やし本当かどうかはわからんから、鵜呑みにはせんけど、本当だったらって想像してみると急に世界が広いような気がしてくる。
人間(ホモサピエンス)が知ってる世界が全てじゃなくて、この世の一部として人間や地球があると思うと、宇宙人もあながち嘘じゃない気がしてくる。
2020年現在、ここまで一人勝ちで繁栄したのがホモサピエンスだっただけで、もし自分が犬とか牛とか草とかホモサピエンス”じゃない側”だったらって想像すると、人間結構やばいことしとるなって、若干おののく。
②猿→人間の勘違い
世界史の教科書の最初と、生物の教科書のどこかにだいたい載っとる、図。
左から右にじわじわ進化したもんやと覚えていたけど、右が左を滅ぼして、右が左を滅ぼして、右が左を滅ぼして、、、の図らしい。
ひとつの種が5段階に進化したんじゃなくて、滅ぼし合った結果残ったんが一番右(ホモサピエンス)っていうことらしい。
③ぜんぶフィクション
あっちゃん曰く、ホモサピエンスが一人勝ちして繁栄できたんは、「現実世界に存在しない概念を創り出せる・フィクションを想像する能力」があったから。
いやイマジネーションの力なしでどうやって生きるんねん!って気がするけど、ホモサピエンスが築いた世界でホモサピエンスの中で生きるホモサピエンスやから「想像は誰でもできるやんww」って思うんやろうな。
動物は、生きて、子孫を残して、残りたい。絶滅したくない。
残るためには、他と戦って勝たなきゃならない。
勝つためには、同じ種同士でチームワークがなきゃならない。
そこで「よっしゃチーム一丸がんばろうぜ!」ってなるための方法として共通のストーリーを作り上げた。
最初のストーリーはアニミズム(自然崇拝)、からの宗教、からのイデオロギー。
石とか木とか湖とか自然界に存在するものを信じるのがアニミズム、人口増えて戦い増えて自然界では足りんくなって、勝利!とか美!とか創造!とかより強めな神を信じるのが宗教、さらにサイエンスに基づいて競争するべきか平等に配分するべきかって考えるのがイデオロギー。
今まで並列させたことなかったけど、共通点は「人間が創ったストーリー」。
どれも実態として現実世界には存在しなくて、所詮人間が創り上げた概念。
フィクションだから不正解とか、存在しないから不正解とか、そういうことではないんだけどね。
「信じてるからそれが正解と思うけど、信じなくなったらそれはもう正解じゃなくなる」ってこと。
哲学すぎ~~~~
④人間VS小麦
農業革命(1万2千年前)のとこですでに小麦ってあったらしいんやんか。
で2020年の今もパスタとかうどんとかパンとか絶賛主役級の炭水化物やんか。
小麦すげぇって話で、あっちゃんが「人間VS小麦」って人間と小麦を並べとってんか。
いや小麦って食べ物やんかい。
人間とただの食べ物とフィールドが違うのに何で並べるんかいって思って。
けど小麦って植物で、人間って動物で、どっちも生きるものの一種って考えたら、人間と小麦に優劣も何もないんかもしらん。
「小麦は早いうちに人間に発見されて育てられてめちゃくちゃ繁栄して世界中に広がって」ってあっちゃん言っとって、人間と同じように考えたら子孫繁栄大成功して生命力半端ないし小麦にも意志とか感情あったとしたら「いぇーい俺たち大!繁!栄!Hooooooo!!」って喜んどるんかもしらん。
⑥資本主義か社会主義か
どっちも正解じゃないし、どっちも不正解じゃない。
科学が進んで、人を動かす原動力が宗教からイデオロギーにシフトした現代。
お金があったら豪邸に住んでいい服着ていいもの食べてふかふか巨大ベッドにダイブできて、お金がなかったら家も借りられなくて仕事もなくてご飯もなくて服も買えなくて、競争して豊かさを勝ち取るっていう資本主義。
(豊かさという表現が適しているかは置いといて)
貧富の差がかなりできちゃうけど資本主義どうなの?って言って、稼いだお金みんなに平等に配りましょうやっていう社会主義。
(ナチスに代表される進化主義はもう廃れとるよね?Hopefully)
どっちにしろ価値を「お金」で表すっていう根底は同じで、お金を使うことは長く長く人間がやってきたことであってしばらくは覆されないんだろうけど、「そもそもお金っていう概念どうなん?」って個人的には最近よく思う。
お金なかったら物々交換の時代に戻るかお金に代わる概念探すしかないんやけどね。
なんでもかんでもビジネスにして、極端に言うとお金稼ぐことしか考えてないみたいな大人見ると夢がないじゃないかよーって幻滅したような気分になるのが嫌い。
けどさ、お金稼がんなん生きていけんし、やりたいこともやれんし、ビジネスは何も悪じゃないのか?
お金って何?
⑦就活でテクノロジーが重要視されているワケ
AIとか。プログラミングとか。
ベンチャーの人には「これから避けて通れないフィールド、文系だからとか言ってらんない、超大事だよ」ってボスキャリで結構言われてだなぁ。
なかなか文系には縁遠いワードたちで、理系の管轄じゃね?って思いと、興味湧きたいんだけど正直湧かんのですよ・・・っていう思い。
なんだけど、サピエンス全史見て、「これからくる」「重要」の意味がわかった。
認知→農業→科学、と3つのフィーバータイムを経てきたホモサピエンスが、いま置かれている局面は、「人間×機械」という研究。
・生命工学(遺伝子いじったり)(クローンとか)
・サイボーグ工学(人間の身体に機械つけちゃう)(義足とか)
・非有機的生命工学(人間じゃないものが人間みたいになる)(AI)
きっと人間と機械の境界が曖昧になっていって、「#人間とは」ってなって、ホモサピエンス一人勝ちワールドが揺らぐのかもしれない。
ここまで勝ち続けてきたホモサピエンスが、負ける時代が来るかもしれない。
ホモサピエンスの一人として、ホモサピエンスが廃れる未来を阻止しにいかねばならんのかもしれない。
別にホモサピエンスの歴史とかいう大きな捉え方せんくても、人間がAIに支配される世界を子どもに残したいとは思わないもんね。
⑧幸せと~は~
ホモサピエンスは一人勝ち繁栄フィーバーして、地球をほぼ支配して、生物としては大成功。
「みなさん、こんな風に地球を制圧して、幸せですか?」って結構ガツンとくる問いかけやってんけど!!
幸せかどうかは、正直、知らん!!!わからん!!!
何が幸せかは人によって違うし、違っていいし、万人に共通の正解なんぞない。
やからこそ、個人で追い求めるのを止めてはならんのでしょうな。
目先の幸せで言ったら、今日見つけたおいしいご飯を明日も食べようかなって予定してるし、友達とチルしたいし、東海見て毎日ゲラゲラ笑ってたいし、グダグダベッドの上でドラマ見てたいし、留学終わるときに成長したなって思いたいし、早く日本帰ってお母さんのご飯食べたいし、友達と居酒屋に行きたい。
長い幸せで言ったら、自分以外の幸せが増えてくるんやろうな。
まだ見ぬパートナーと幸せに結婚したいし、楽しく働きたいし、稼いでなるはや親に楽させたいし、子どもにとって今より少しでも良い社会であってほしいし、孫の世代にはさらに良い社会であってほしいし、飢餓を減らしたいし、戦いを減らしたいし、健康でありたいし、地球の資源は守りたい。
⑨人って何のために生きるんやろうね
「人はなぜ生きるのか」の答えが「幸せになるため」だとしたら、生を受けてから命を失うまで、「何が幸せか」を考え続けていかなければならないね。
考え続けるってしんどいけど、全然考えないのもそれはそれで面白くない逆にしんどいね。
「しんどい」と「幸せ」は共存しないとも限らないしね。
哲学すぎるね。自分でもようわからんくなってくるね。
今のところの「人はなぜ生きるのか」への答えは「種として繁栄するため」かな。
ロマンも何もないけど。
人間も動物の一種に過ぎないんやなって、サピエンス全史見てものすごく思った。
戦争するのだって自分がやられるのが怖いからやし、暴力とか武力とか物理的な力にはどうあがいても勝てんし、死ぬのは怖いし、長く生きたいし、人間が生きる根底は結局動物やから本能的に生きたいっていうそういうことなんじゃないでしょうかね。
「何が幸せか」に即答できるアンサーを持ち合わせていないから、ロマンと愛のあることが思いつかんのかもしらんな。
おわり
こんなに長い記事を最後まで読んでくれた方がいるんでしょうか。
いるんでしょうかね。
いるんでしょうか。
いたとしたら、本当にありがとうございました。
(変換予測にありがたいでやんす、、って出てくるの解せない)
いっぱい書いて疲れた。頭使った。
リーディングはやる気ないのに、レポートは全然書けないのに、なんでブログやとぶわわっと書けるんやろうか。
授業もある程度「やりたいこと」「書きたいこと」を選んどるはずねんけどな。
明日はどのあっちゃんを見ようかな。
中田敦彦が高校か大学におってほしいな。
こういう先生になりたい OR 塾とか外部講師とかそれこそYouTubeとかでこうやって「本当の学ぶ楽しさ」を布教する先生にもなりたいな。
どうすっかな~。
おまけ
サピエンス全史のポイントは「フィクション」。
フィクションって聞くたびフィクションフィクションフィクフィクフィクションって脳内BGMスタートして、♪ BOOK-OFF 俺はBIG-BOSS なけなしの本片手にTAKE OFF ♪ってなるのね。
東海オンエア今日も明日もおもろい動画ありがぷぅ。